大人しい部下がキレると怖い?対処法は怒ったり放置せずに冷静になってこれをするだけ

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大人しい部下がキレると怖い?対処法は怒ったり放置せずに冷静になってこれをするだけ

部下がキレると怖いですよね。とくに、日頃から大人しい部下がキレたりしたら、

  • 様子見をしよう
  • めんどうくさいな~
  • なるべく放置しよう

なんて、思っていませんか?もしくは、あなたも怒ってけんかになってしまったり。

そういった対応をしてしまうと、社内環境はますます悪くなって、あなたの評価も下ってしまうはずです。

まずは、なぜ部下がキレるのか、その深層心理やキレる理由をしっかりと理解することです。

そのうえで、こちらは冷静になってキレた部下に対処してく必要があります。

大切なのはキレたときに対処することです。

後からとか、冷静になってから、では遅いです。

そもそも、普段は大人しい部下がキレたのは、上司の能力不足の側面もあります。

最後まで読んでもらえれば、どうして部下がキレるのか、その理由と対処法がよくわかります。

最後まで読んでいただいて、これからの仕事に参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 部下がキレる主な原因
  • コミュニケーションの不足がもたらす影響
  • 信頼関係の構築方法
  • キレる部下への適切な対応策
  • 部下がキレたのは上司の能力不足
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わたし自身が悩み抜いたコミュニケーションの経験を基に、心が少し軽くなるヒントを綴っています。このブログが、あなたの人間関係を考える上で、ささやかな参考になれば嬉しいです。

目次

大人しい部下がキレると怖い?キレるのはなぜ?

大人しい部下が突然キレる瞬間、あなたは驚きや恐怖を感じたことでしょう。

しかし、その背後には多くの要因が隠れています。

  • 大人しい部下がキレると怖いのは職場に問題がある
  • モンスター部下の特徴とその背景
  • 温厚な部下を怒らせて、突然キレたりする理由
  • 部下が上司にキレるのもハラスメント?
  • 怒らせると怖い部下にどう向き合うかのポイント
  • 実は、部下は怒られるのが嫌なので従ってるだけ
  • すぐキレる人の特徴とその対処法
  • わがままな部下への適切な対応方法

大人しい部下がキレると怖いのは職場に問題がある

部下がキレるという状況は、人を育てる面以外でも、組織内のコミュニケーションの不具合や、マネジメントの問題点を浮き彫りにします。

特に、普段から大人しい部下がキレるのは、職場に何かしらの問題があるからです。

部下が上司に対して感情的になる背景には、長期間にわたる過重な業務、不適切な評価、または人間関係のトラブルなど、多岐にわたる要因が考えられます。

このような状況をそのままにしておくと、部下のモチベーション低下や業務効率の低下、さらには職場全体の生産性の低下につながる可能性があります。

ただ、部下の感情が納まってから、いろいろと言うのは逆効果になります。

それよりも、部下がキレた瞬間に、適切に対応することがとてもたいせつになります。

その結果、その後の関係修復や組織の健全な運営が期待できます。

更に悪いのは、無視して放置してしまった場合です。

その後の対応が難しくなるだけでなく、他の部下への悪影響や組織の風土の悪化のリスクも高まります。

結論として、部下の感情の爆発は、上司や組織としての対応の質を問われる重要な瞬間です。

そのままにしておくと、非常に怖い問題になります。

適切な対応とフォローアップが求められるため、あなたのマネジメントスキルの向上やコミュニケーション能力の養成が必要不可欠になります。

モンスター部下の特徴とその背景

「モンスター部下」という言葉は、極端な問題行動や難解な態度を持つ部下を指す言葉として使われます。

上司に対してキレてしまう部下も、一種のモンスター部下だと言えます。

彼らの行動は、一見理解しがたく、上司であるあなたを困惑させることが多いはずです。

でもじっくりと観察することで、モンスター部下たちの行動や言動の背後には、彼ら自身がきづいていない深層心理が隠されています。

モンスター部下の特徴としては、自己中心的な自己主張、他者の意見を全く受け入れない態度、過度な批判や攻撃的な言動などが挙げられます。

たとえば、次のようなものが典型的な行動です。

  • 機密情報を持ち出してしまう
  • 平気でウソをついて仕事をサボる
  • 暴言や暴力などのハラスメントをする
  • 同僚や下のものに超威圧的な態度を取る
  • 勝手に仕事内容を変えてしまう

上司に対してキレてしまう部下は、ここまでひどくはないですが、確実に職場内の空気を変えてしまいます。

とはいえ、これらの言動の背後には、過去の職場経験や家庭環境、さらには部下自身の経験が影響していることが多いです。

  • 被害妄想がはげしい
  • 自己中心的な言動が目立つ
  • 周囲の意見や考えを受け入れない
  • 自分は間違ってないと思ってる
  • ちょっとしたことで感情的になりやすい

ふだんからこういった感じで仕事をしてることが多く、追い詰められてくると、上司にもキレてくることがあります。

温厚な部下を怒らせて、突然キレたりする理由

いつもはおとなしい部下が突如として感情を爆発させる場面に遭遇すると、どう扱っていいのか、困ってしまいますよね。

いままでのあなたはきっと、すぐにあやまってなだめすかしていたのではないでしょうか。

じつは、それは逆効果になっていたんです。

というのも、そのような部下の行動の背後には、同じような経験が数多くあるはずです。

何度も同じことが続くと、何か問題が起きたときの最善の解決方法がキレることだと無意識に思ってしまうんです。

普段から温厚な性格の部下は、自分の意見や感情を表現するのが得意ではないため、職場での些細なトラブルや不満を内に秘めてしまうことが多いですよね。

いつもはニコニコしていても、その部下の心の中には徐々にストレスや不満が蓄積されていってるということもありえます。

そして、ある日突然、その蓄積されたストレスが限界を超え、感情の爆発として表れるのです。

このような場面で、ただなだめすかしているとどうなるでしょう?

部下は無意識に、「キレたら上司はいうことを聞くんだな」と学習してしまってるんです。

その後も、何かあったらその行動を持ち出してくるはずです。

その結果、温厚な部下の心や性格もどんどん悪い方向に向かっていきます。

部下が上司にキレるのもハラスメント?

ハラスメントとは、一方的な立場の強さを利用して、相手を精神的に追い詰める行為を指します。

多くの場合、上司が部下に対して行うパワーハラスメントが問題となることが多いですが、この場合は、部下が上司に対してハラスメントを行ってるんです。

一種のキレハラですね。

部下が上司にキレるハラスメントは、部下は上司に立場を下に見てるんです。

上司の権威や立場を完全無視しているわけです。

つまり、部下が上司にキレるということは、部下の心の中では、会社内の上司と部下の関係や秩序が崩壊しているときなのです。

実は、部下は何らかの立場で、上司より上だと思っているんです。

それは若さだったり、能力の評価だったり、頭の良さだったりします。不満があるんですね。

キレるということは、そういうことなんです。

もっと噛み砕いていうと、あなたにキレてきた部下は、あなたのことを下に見てるんです。

あなたも昔思ったかもしれませんが、「能無し上司」とか「役立たずの上司」という感じです。

このような思いは、組織全体の雰囲気や生産性にも悪影響を及ぼします。

軍隊で言えば、「突撃!」と隊長が叫んでいるのに、その部下が「やってらんねーや」と言いながら何処かに言ってしまうような感じです。

その背後には、部下自身の職場での不満やストレス、過去の経験やトラウマなど、多岐にわたる要因が考えられます。

このような状況を未然に防ぐことはできません。

このような状況が起きたときに、毎回、対処していくとともに、あなたも経験して成長していくことが大切です。

そのためには、常日頃から部下たちを観察するのが大事です。

どのようなことに対してキレそうなのか、どのような夢を持ってるのか、どんな価値感を持ってるのかをしらべて、適切な関係を気づいておくことです。

怒らせると怖い部下にどう向き合うかのポイント

怒らせると怖い部下との適切な関係構築は、組織の健全な運営や生産性の向上に直結する重要な課題です。

そのための具体的なアプローチとして、以下のポイントを考慮することが効果的です。

  1. 部下の背景の理解
    モンスター部下とされる人物の背後には、過去の職場経験や家庭環境、さらには自身の価値観や信念が影響しています。例えば、過去3年間で3回以上の部署異動を経験している部下は、安定した環境を求めている可能性が高いです。
  2. 定期的なフィードバックの提供
    年に2回以上の定期的な1on1のミーティングを設け、その部下の業務遂行状況や感じている不満を具体的に聞き出すことです。
  3. 適切なトレーニングの提供
    モンスター部下の行動の背後には、業務スキルの不足やコミュニケーション能力の欠如があることも考えられます。それぞれの部下がスキルアップしていけるような環境をつくることです。
  4. 部下との信頼関係の構築
    信頼関係の構築は、長期的な視点でのコミュニケーションが不可欠です。日報をしっかりと活用したり、部下の顔色を見て適切な助言をしたり相談に乗っていくことが大切です。逆に言えば、いままではコミュニケーション不足だったと言えます。

これらのアプローチを徐々にしていくことで、怒らせると怖い部下はいなくなります。

言い換えると、そんな部下を作ってしまうのは、あなたの責任だとも言えます。

あなたのコミュニケーション不足から怒らせると怖い部下は生まれてくるので、リーダーシップやコーチング、NLPなどを勉強して、チームマネージメントをしっかりしていく必要があります。

それがあなたに求められてる仕事です。

実は、部下は怒られるのが嫌なので従ってるだけ

人は社会的な生き物であり、他者との関係性を大切にするため、怒られることやマイナス評価されることへの恐れは根深いものがあります。

この恐れが強くなると、自分の意見や考えを正直に表現することが難しくなり、結果として他者の期待に応えようとする姿勢が強まります。

これは、部下にとってもあなたにとっても同じことです。

怒られるからイヤイヤ従ってきたり、理不尽な要求をのんできたことは、あなたにもあるはずです。

そのときの感情やそのときにどう思ったのかを思い出してみてください。

あなたは、

  • 怒られるのが嫌だから
  • めんどうくさいから
  • 気分がマイナスになるから

といった気持ちで、相手にしたがったのではないですか?

それが度重なると、心の中が爆発しそうになったのではないですか?

キレている部下は、それと同じ状態なのです。

怒りや恐怖によって、従わせようとしているので、当然ですが、いつかは爆発します。

それは歴史でも証明されています。

恐怖政治をしている国は必ず滅びます。

今のあなたはそれと同じなのかもしれません。

つまり、恐怖で相手を従わせようとしているということです。

あなたはそうは思っていないかもしれませんが、相手の部下は恐怖とか忖度を感じ取って、従っているわけです。

それは、女性の涙とか、昭和の部活と似ています。

女性の涙に男性はとても弱いです。

理不尽なことを言われても、涙をながされると思わず従ってしまいます。

昭和の部活では、恐怖によって練習させられているところが多かったです。

竹刀とかケツバットのような体罰ですね。

そういうことをやってる側は、相手が言うことに従ってくれるので、どんどんエスカレートしていきます。

それに対して、やられる側はなるべく波風立たないように自分を抑えようとします。

これが、あなたとキレる部下の関係にとても良く似てるわけです。

すぐキレる人の特徴とその対処法

とはいえ、すぐにキレる人には、その背後に深い心理的な要因が存在します。

すぐキレる人の主な特徴は、次のようなものです。

  1. 感情のコントロールが難しい: 一般的に、感情の起伏が激しい人は、小さな出来事にも強く反応する傾向があります。
  2. ストレスを感じやすい: 日常のストレスやプレッシャーに対して、過敏に反応することが多いです。
  3. 過去のトラウマ: 幼少期の経験や過去のトラウマが、現在の行動や反応に影響を与えている場合があります。例えば、過去に叱責される経験が多かった人は、現在でも批判に敏感になることが考えられます。

すぐにキレるのは、その人の性格なのかもしれませんが、それまでに何度も何度もキレてる経験があるのかもしれません。

つまり、なにかまずいことが起きたときに、キレてうまく行った経験が多いということです。

はじめは、些細なことだったのかもしれませんが、うまく行ったことに対して味をしめてしまい、それをずっと使い続けてるということです。

たとえば、こどもがおもちゃを買ってもらいたくて駄々をこねて泣き叫ぶことはよくあります。

ふつうは泣いても叫んでも家に連れて帰りますが、人目を気にしすぎている母親やどうしていいかわからない母親や、えてして買い与えてしまうことがあります。

それは、母親自身の経験からも来ていることです。

では、泣き叫んでいる子供は、そのときにどう思うのでしょうか?

  1. ほしいおもちゃがある
  2. 買わないと言われる
  3. 泣き叫ぶ
  4. 買ってくれる

このような経験が度重なると、泣き叫べば母親は何でもしてくれると思ってしまいがちです。

すると、学校に行きたくない、ゲームがほしい、〇〇が食べたい・・といった些細なことから大きなことまで、わがままを言うようになってしまいがちです。

おそらく、キレやすい部下は、こういった経験を詰んできているんだと推測されます。

なので、その対処法は、駄々をこねた子供とおなじように欲しい物を与えるのではないことがわかりますよね。

まずは冷静にさせて、「駄々をこねても言うことは聞かないよ」ということを伝えるべきです。

つまり、多くのサイトで書かれてるように、

  • 距離を置く
  • 無視をする
  • 原因を調べて対処する

というのは、やってはいけない大きな間違いです。

わがままな部下への適切な対応方法

わがままな部下への対策も同じです。

わがままを聞いてもらえることに慣れてるので、まずはそれを指摘することです。

その上で、どうしてもらいたいのか、何をすればいいのかを冷静に聞き出しましょう。

わがままな部下の主な特徴は、

  1. 自己中心的な思考
  2. 他人の意見を受け入れない
  3. 自分の意見を押し通す

とよく言われていますが、そういった性格をしているわけではなくて、このやり方で上手く行った成功体験を多く持ってるだけです。

なので、効果的な対策方法としては、わがままを言われても何も変わらないことを、冷静に、かつ理論的に説明することです。

もちろん、説明しているときでも怒ったり、すねたり、泣いたりするかもしれません。

その感情は、あなたを説得しようとして出してきているだけです。怒ったり、すねたり、泣いたりすれば、上司のあなたは言うことを聞いてくれると思ってるだけです。

ですから、あなたは部下の感情に惑わされることなく、冷静に対処していくことです。

一番まずいのは、同じ様に感情的になることです。

大人しい部下がキレると怖い?キレたときの対処法

  • 年下部下がキレる原因とは
  • 部下が上司にキレる時の深層心理
  • 部下の心理よりも大切なするべきたった一つのこと
  • 上司にキレる部下をそのままにしたら、その後はどうなる?
  • 上司にキレた後の部下との関係修復方法
  • 本人は「理不尽な上司にキレてる」と思ってるだけ
  • キレる部下の対処法とコミュニケーションのコツ
  • いちばん大切なのは上司のスキルアップ
  • まとめ:大人しい部下がキレると怖い?

年下部下がキレる原因とは

上で説明してきたように、年下の部下が上司に対して怒りを表現する原因は、単に「上司を舐めている」ということだけです。

一般的には、年下部下がキレる主な原因として、

  1. 権威への反発: 若い世代は、従来の権威や階層に対して反発心を持つことがあります。特に、上司の指示や意見に納得できない場合、その不満が怒りとして表れることが考えられます。
  2. コミュニケーションの不足: 上司と部下の間にコミュニケーションの不足があると、誤解や不満が積み重なり、それが怒りとして爆発することがあります。
  3. 自己主張の強さ: 若い世代は、自分の意見や考えをしっかりと持っていることが多く、それを強く主張することがあります。

などがよく言われていますが、全部カン違いです。

あなたに言うことを聞いてもらいたいだけです。

そのために、キレるという感情を持ち出してきているに過ぎません。

要は、わがままな子供や、その子供を怒りにまかせにどなってる親と同じです。

上司に対してキレてくる部下は、おそらく精神的に成長していない部分があるんです。

それは、年長者と暮らす機会がすくなかったり、尊敬できる年配者から人生の大切さとか、人間関係の作り方などを言葉なり態度で教えてもらってこなかったからです。

最近はそういった20代、30代の若者が増えてきています。

大変かもしれませんが、あなたが成長させないと、そのまま40代、50代になってしまいます。

その結果、社内環境はどんどん悪くなる一方じゃないでしょうか。

あなたは関係ないと思われるかもしれませんが、せっかくですので、ぜひそういった若者たちを成長させることを少しかんがえてみてください。

部下が上司にキレる時の深層心理

もう少し詳しくみていきます。

部下が上司にキレる行動は、表面的な感情の爆発です。

それ以外に深い理由はなにもないです。

爆発してる感情をあなたに見せたいだけです。

それは、

  • どなる
  • すねる
  • 泣く
  • つかみかかる
  • 物にあたる

などです。

怒りに関する感情はすべて、その感情を見せたいだけです。

よく韓国ドラマでありますが、いやなことがあったら、机の上のものを腕全体でぶちまけたり、飲んでいたグラスを床に叩きつけて壊したりしますよね。

それとおなじです。そういった行動を見せて、相手を意のままに操りたいだけなんです。

韓国ドラマの場合、意のままに操りたい相手は、そのシーンを見てるあなたです。

また大声で怒鳴るシーンがよくありますが、それは怒鳴ってる相手を従わせようとしているだけです。

なので、怒鳴ったすぐあとにキスをするなんてこともよくあります。

部下の心理よりも大切なするべきたった一つのこと

ですから、部下が上司にキレる背後の心理を理解することはまったく必要ないです。

  • なぜキレたのか?
  • なぜ怒ったのか?
  • なぜ泣いてるのか?

を考えても無駄です。

それよりも、「何をしてもらいたいのですか?」と冷静に聞くことが、いちばん大切です。

大切なので繰り返し言います。

普段おとなしい部下がキレたら、

「なにをしてもらいたいのか?」

を聞くだけでいいです。

これは女性に対しても同じですから、ちょっと覚えておいてください。

上司にキレる部下をそのままにしたら、その後はどうなる?

何もせずに、上司に対して怒りを露わにする部下を放置することは、組織全体に悪影響を及ぼす可能性が高まります。

まわりの部下たちもそのシーンを見てるからです。

わがままを言ってそのまま通ったりすれば、「あっ、じゃあ、おれも」というひとはかならずでてくるからです。

その結果、説明してきたように、次のような感じになりやすいです。

  1. モンスター部下の増加: 上司にキレる部下を放置することで、その部下がますます自己主張を強くし、他の部下にもその行動が広がるリスクが高まります。
  2. 組織の風土の悪化: 一部の部下が上司をなめて行動することで、組織全体の風土やモラルが低下する可能性があります。
  3. コミュニケーションの障壁: 上司と部下の間の信頼関係が崩れることで、コミュニケーションが困難になり、組織の効率や生産性が低下する恐れがあります。
  4. 人間関係の悪化: 上司だけでなく、同僚間の関係も悪化する可能性が考えられます。特に、上司にキレる部下の行動を支持するグループと反対するグループが生まれることで、組織内の対立が激化することがあります。
  5. 業績の低下: 組織内のコミュニケーションや人間関係の悪化は、最終的に業績の低下につながる可能性があります。

結論として、上司にキレる部下を放置することは、組織全体の健全な運営を阻害するリスクが高まるため、早急な対応や対策が求められます。

上司にキレた後の部下との関係修復方法

上司にキレた後の部下との関係修復は、何もしなくても大丈夫です。

というか、変にゴマをすったり、優しくしてはダメです。

上司にキレた際に、理論的に説明して相手の要望を聞いいておけば、あとは通常通りに接していけばいいです。

よく言われる関係修復のステップとして

  1. 謝罪: まずは、自分の行動を認識し、部下に対して謝罪することが大切です。その際、具体的な行動や言葉での過ちを指摘し、心からの謝罪を伝えることが重要です。
  2. 原因の共有: キレた背景や原因を部下と共有することで、お互いの理解を深めることができます。
  3. 改善策の提案: 再び同じことが起こらないように、具体的な改善策や対策を提案し、実行に移すことが求められます。

などといわれていますが、余計なお世話です。

上司にキレたときに、しっかりと「なにをしてもらいたいのか?」を聞いておけば、その後は何もせずに、通常通りに接していけばいいです。

ふたたびキレたら、同様にすることで、徐々にキレる回数は減っていきます。

部下も、感情をコントロールする力が徐々についていくはずです。

本人は「理不尽な上司にキレてる」と思ってるだけ

上司にキレる部下の深層心理には、

  • どなる
  • すねる
  • 泣く

などの感情を出せば相手は言うことを聞いてくれるという無意識があります。

本人自身には、そういう思いはありません。

それどころか、

「理不尽な上司に怒ってる」

という意識が強いはずです。つまり自己正当化です。

もっとわかりやすく説明すると、部下の心の中は、

自分は悪くない、悪いのは上司だから、(感情を武器にして)上司を懲らしめようと思ってる

と思ってるはずです。

すこしは悪いと思っているかもしれませんが、大体は自分は正しいと思っています。

そんなときに、

  • 悪いのはお前だ
  • ごめん、ごめん
  • 何でそんなに怒るの?

と言ったら、火に油を注いでしまうのはわかりますよね。

もしくは、一時的に感情的になってるんだろうと思って、当たらず触らずに様子を見たり、仕事内容を変えれば、キレることもなくなるだろう思っても、絶対にうまくいきません。

「理不尽な上司に私は怒ってる」という意識は変わらないからです。

キレる部下の対処法とコミュニケーションのコツ

繰り返しになりますが、キレる部下の対処法として、

  1. 冷静に対処する
  2. こちらがどう思ってるのかを伝える
  3. 怒りや感情を引っ込ませる
  4. 何を求めてるのかを聞く

これで大丈夫です。

まずはこちらも感情的にならずに、冷静にいることです。

そして、キレている相手に今の状況を伝え、相手にどうしてもらいたいかをはっきりと伝えましょう。

「あなたが怒ってることはわかりました。わたしはそんなあなたを見て、とても怖いし悲しいです。このままでは冷静な話し合いはできないし、そもそも、あなたは何に対して怒ってるのか、わたしにはわかりません。
とりあえず、怒ることはもう必要ないので、何が不満なのか、何をしてもらいたいのか、どうなって欲しいのかをわたしにおしえてください」

このときに大切なのは、相手を責めないことです。

  • あなたはなぜ怒るのか
  • あなたはなぜわからないのか
  • あなたはなぜできないのか

などです。

「なぜ?」と聞くのではなくて、「何が」を聞くことです。

「なぜできないの?」と聞くと、怒りますが、「できない理由は何?」と聞くと、教えてくれます。

「なぜ?」ときくと問い詰めてる感じになりますので、ことばを選んで質問することです。

大切なのは、冷静になって相手に感情を引っ込ませて話を聞くということです。

そのうえで、

「これからも、なにかあったら必ず話は聞くので、感情的になることはなるべくやめるようにしてください」

と、これからは感情を出さなくてもゆっくり話は聞くと、覚えてもらうことです。

相手が言ってきた相談、問題を解決するのは、また別な問題です。

まずは、感情を出させないようにすることです。

いちばん大切なのは上司のスキルアップ

最後に耳の痛い話をします。

ここまで、部下がキレたときの対処法として、部下の心理や気持ち、それに対するあなたの対応を説明してきました。

ここまで読んできてもらったあなたは、部下が悪いと思ってるかもしれません。

でも、実は上司であるあなたのほうが悪いことがほとんどです。

というのも、部下はあなたよりも能力も年齢も実力も低いので部下なんです。

それを指導するのがあなたの役目なのです。

それなのに、指導してる部下をキレさせてどうするのでしょうか?

それは部下を指導するあなたの能力がない結果をあらわしています。

あなたが今、キレてる部下に対してやらなくてはいけないことはここまで説明してきましたが、同時に、あなたも部下の育成方法、マネジメント力を勉強しないといけません。

あなたは仕事はできるかもしれませんが、部下の育成に関しては平社員と同じレベルなのではないでしょうか。

確かに仕事はいろいろな先輩から教えてもらって成長してきたはずです。

でも、育成について教えてもらってないはずです。

部下がキレたことは絶好のチャンスです。

これを機会に、ぜひ、部下の育成方法、マネジメント力を高めてください。

まとめ:大人しい部下がキレると怖い?

この記事のポイントをまとめます。

  • 部下がキレたときに放置や様子見をすると職場環境が悪化する
  • キレた瞬間に冷静に対処することが最も重要である
  • おとなしい部下が突然キレるのは不満やストレスの蓄積が原因である
  • 部下がキレるのは上司を下に見ている心理が背景にある
  • キレる行為は職場秩序や上下関係の崩壊を示すサインである
  • モンスター部下の行動には過去の経験や価値観の影響がある
  • コミュニケーション不足がモンスター部下を生む要因である
  • キレる部下を無視や放置すると組織全体の風土が悪化する
  • 部下が感情的になるのは相手を従わせようとする操作的行動である
  • キレる部下には「なぜ」ではなく「何が」を質問して冷静に導く
  • 感情的な部下に同じく感情的に対応するのは最悪の選択である
  • わがままな部下には要求を通しても変化しないことを理論的に説明する
  • 恐怖や圧力で従わせるマネジメントは必ず破綻する
  • 部下の問題行動は上司の指導力不足を映す鏡である
  • 部下がキレた経験は上司がマネジメント力を高める好機である

本記事は情報提供のみを目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。もし深刻な悩みを抱えていたり、心身に不調を感じたりしている場合は、一人で抱え込まず、必ず専門のカウンセラーや公的な相談窓口(いのちの電話など)にご相談ください。

こころの耳

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この記事を書いた人

運営者:365inside編集長 tosizee

「もう、会社に行くのがつらい…」
「どうして、あの人は私のことをわかってくれないんだろう…」

私自身も、これまで数え切れないほど、そんな風に感じてきました。

40年間、様々な方の仕事の悩みを見つめてきて気づいたのは、役職や年齢が違っても、みんな驚くほど同じことで悩み、傷ついている、ということでした。

このブログでは、数千人の悩みを見つめた経験と心理学の知識(こころ検定2級)をヒントに、私自身が実際に試して効果があった方法だけでなく、「これはダメだった…」という盛大な失敗談も、正直にお話ししていきます。

完璧な正解はありません。

でも、あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな「お守り」のような言葉を届けられたら、これほど嬉しいことはありません。

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