【グイグイ来る人が気持ち悪い】角を立てずに自分を守るための魔法の3ステップ

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【グイグイ来る人が気持ち悪い】角を立てずに自分を守るための魔法の3ステップ

グイグイ来る人が気持ち悪いと感じて、どう接すればいいか悩んでいませんか?

職場での苦手な相手や、苦手な恋愛パターンに疲れるだけでなく、時には怖いと感じることもあるでしょう。

特にグイグイ来られると引く男性も少なくありません。

この記事では、そうした人の特徴や心理を解き明かし、あなたが自分を守るための具体的な対処法を解説します。

この記事のポイント
  • 「気持ち悪い」と感じるのが自然な理由
  • グイグイ来る人の5つの心理的背景
  • 自分を守るための具体的な境界線の引き方3ステップ
  • 角を立てずに使える断り方フレーズ集

わたし自身が悩み抜いたコミュニケーションの経験を基に、心が少し軽くなるヒントを綴っています。このブログが、あなたの人間関係を考える上で、ささやかな参考になれば嬉しいです。

目次

グイグイ来る人が気持ち悪い…その感覚、信じて大丈夫

  • 「気持ち悪い」は自分を守る自然なサイン
  • グイグイ来る人の行動的な特徴
  • なぜグイグイ来るのか?その心理背景
  • 「積極的な人」と「グイグイ来る人」の違い
  • 一緒にいて疲れる、怖いと感じる理由
  • グイグイ来られると引く男性心理
  • 恋愛や職場で苦手だと感じるケース

「気持ち悪い」は自分を守る自然なサイン

まず最初に、最も大切なことをお伝えします。

「グイグイ来る人」に対して、「気持ち悪い」「不快だ」と感じるのは、あなたの心が発している正常な警告サインです。

決して、あなたが「冷たい人間だから」「考えすぎだから」というわけではありません。

人間には誰しも、他者との間に「パーソナルスペース」という目に見えない縄張りがあります。

パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる、目に見えない心理的な空間のことで、人それぞれ異なり、相手との関係性や状況によって変化します。これは「心の縄張り」のようなもので、この空間に踏み込まれると不安感やストレスを感じることがありますが、適切な距離を保つことで安心感や集中力が得られます

グイグイ来る人は、この縄張りに土足で踏み込んでくるため、私たちは本能的に不快感や警戒心を覚えるのです。

それは、自分の心と安全を守るための、ごく自然で健全な自己防衛本能と言えます。

その感覚を無視したり、罪悪感を抱いたりする必要は一切ありません。

まずは「嫌だと感じていいんだ」と、自分の感覚を信じてあげるところから始めましょう。

グイグイ来る人の行動的な特徴

では、具体的にどのような行動が「グイグイ来る」と認識されるのでしょうか。

多くの人が不快に感じる、共通した行動的な特徴があります。

「グイグイ来る人」の5つの行動的特徴

  • 距離感が異常に近い
    会話する時の物理的な距離が近すぎたり、必要以上にボディタッチをしてきたりします。
  • 質問攻めにする
    初対面やまだ親しくない段階で、プライベートなことを根掘り葉掘り聞いてきます。
  • 自分のペースを押し付ける
    相手の都合を考えず、「今日会える?」「今から電話していい?」などと自分の要求を優先します。
  • 断られても諦めない
    一度断られても、「なんで?」「じゃあいつならいい?」としつこく食い下がります。
  • 関係性を急ぎたがる
    出会ってすぐに連絡先を交換し、毎日連絡してきたり、早々に恋愛関係や親友のような深い関係を求めてきたりします。

これらの行動は、相手への配慮よりも自分の欲求を優先していることの表れです。

相手に圧迫感や窮屈さを感じさせてしまいます。

なぜグイグイ来るのか?その心理背景

彼らはなぜ、相手が引いていることに気づかず、グイグイと距離を詰めてくるのでしょうか。

その行動の裏には、自信のなさや不安といった、意外な心理が隠れていることが多いのです。

強い承認欲求と孤独感

「人から認められたい」「嫌われたくない」という気持ちが非常に強いんです。

そのため、相手との距離を強引に縮めることで、自分の存在価値を確認しようとします。

根底には強い孤独感を抱えており、「早く関係を確立しないと見捨てられる」という不安に駆られている場合があります。

境界線の認識が弱い

他者との適切な距離感が分からず、「自分が好意を持っているのだから、相手も喜んでいるはずだ」と思い込んでしまう傾向があります。

相手の表情や態度の些細な変化を読み取るのが苦手で、悪気なくパーソナルスペースに踏み込んでしまいます。

過去の成功体験への固執

過去に「押したらうまくいった」という成功体験(特に恋愛や営業など)があることがおおいです。

そのため、押すのが唯一の正しいアプローチ方法だと思い込み、同じやり方を繰り返してしまいます。

「自信満々で強気な人」に見えても、その内面は不安や焦りでいっぱい、というケースも少なくないのです。

「積極的な人」と「グイグイ来る人」の違い

ここで重要になるのが、「積極的な人」と「グイグイ来る人」の違いです。

両者は似ているようで、決定的な違いがあります。

この違いを理解することで、あなたの「気持ち悪い」という感覚が正当なものであると、より確信を持てるでしょう。

積極的な人(ポジティブ)グイグイ来る人(ネガティブ)
行動の基準相手の反応を見ながら、ペースを調整する自分のペースや欲求を一方的に押し付ける
コミュニケーション双方向の対話。相手の話を聞き、尊重する一方的な自己主張。相手の話を聞かない。
「NO」への反応相手の「NO」を尊重し、潔く引くことができる相手の「NO」を受け入れず、理由を問いただしたり食い下がったりする。
相手に与える印象好意的、頼もしい、コミュニケーション能力が高い自己中心的、配慮がない、圧迫感がある

つまり、健全な積極性は相手への尊重が土台にあります。

グイグイ来るだけの人は、相手を尊重しない自己中心性が根底にあるのです。

一緒にいて疲れる、怖いと感じる理由

グイグイ来る人と一緒にいると、なぜ私たちは疲れたり、時には「怖い」とまで感じてしまうのでしょうか。

それは、常に相手のペースに合わせることを強制され、自分のペースを乱されるからです。

私たちは、自分の感情や行動を自分でコントロールできている時に安心感を覚えます。

しかし、グイグイ来る人は、こちらの意思を無視して土足で踏み込んできます。

私たちは自分のコントロール感を失い、エネルギーを消耗してしまうのです。

また、「怖い」と感じるのは、「この人はこちらのNOが通じない相手かもしれない」という本能的な危険信号です。

自分の意思を尊重してくれない相手は、物理的・精神的な安全を脅かす存在になりかねません。

この「怖さ」は、あなた自身を守るための重要な感覚なのです。

グイグイ来られると引く男性心理

一般的に、男性は恋愛において「追いかけたい」本能があると言われています。

そのため、女性からあまりにもグイグイ来られると、逆に気持ちが冷めてしまい、引いてしまうことがあります。

男性が引いてしまう心理には、以下のようなものが考えられます。

  • 狩猟本能が満たされない
    自分でアプローチして手に入れる過程を楽しみたいのに、その機会を奪われることで興味を失ってしまいます。
  • レッシャーを感じる
    あまりに好意が強いと、「同じ熱量で返さなければいけない」というプレッシャーを感じ、重荷になってしまいます。
  • 余裕のない人に見える
    「恋人が欲しくて必死なのかな」と感じてしまい、魅力が半減して見えることがあります。

もちろん、草食系の男性など、女性からの積極的なアプローチを歓迎するタイプもいます。

しかし、多くの男性にとっては、少し距離があり、追いかける楽しみがある方が、恋愛感情が燃え上がりやすい傾向があるようです。

恋愛や職場で苦手だと感じるケース

グイグイ来る人への苦手意識は、特に恋愛や職場といった、簡単には関係を切れない場面で深刻な悩みになりがちです。

恋愛の場合

好意を持ってくれて嬉しいはずなのに、ペースが早すぎて気持ちが追いつかない。

「まだ好きかどうかわからないのに、恋人のように振る舞われるのが辛い」と感じてしまいます。

これが「蛙化現象」の一因となることもあります。

職場の場合

仕事の進め方を一方的に押し付けられたり、プライベートな飲み会にしつこく誘われたりすると、業務に支障をきたすほどのストレスになります。

パワーハラスメントと紙一重のケースもあり、無視できない問題です。

どちらのケースも、「相手に悪気はないのかも…」と思うと、強く断れないのが辛いところですよね。

「グイグイ来る人」が気持ち悪い時の境界線の引き方

  • 【大前提】自分を責めずに自分を守る対処法
  • ステップ1:自分の違和感を認める
  • ステップ2:言葉と距離で境界線を示す
  • ステップ3:相手のペースに乗らない
  • アドラー心理学で心の距離を保つ
  • 境界線を示した後の相手の反応と対処法
  • まとめ:グイグイ来る人が気持ち悪い?

【大前提】自分を責めずに自分を守る対処法

グイグイ来る人への具体的な対処法を学ぶ前に、最も大切な心構えをお伝えします。

それは、「相手の機嫌」よりも「自分の心の平穏」を優先する、ということです。

あなたは「断ったら相手を傷つけるかも」「冷たい人間だと思われるかも」と心配しているかもしれません。

しかし、あなたのパーソナルスペースを守る権利は、誰にも侵害できません。

これから紹介する対処法は、相手を攻撃するためのものではないです。

あなた自身を守るための健全な「境界線(バウンダリー)」を引くための技術です。

自分を守ることに、罪悪感を持つ必要は一切ないのです。

この大前提を心に留めておくだけで、次からのステップに勇気を持って取り組めるようになります。

  • ステップ1:自分の違和感を認める
  • ステップ2:言葉と距離で境界線を示す
  • ステップ3:相手のペースに乗らない

ステップ1:自分の違和感を認める

境界線を引くための最初のステップは、あなたの中にある「嫌だ」「不快だ」「怖い」という感情を、自分でしっかりと認めてあげることです。

私たちはつい、「これくらい我慢しなきゃ」「相手に悪気はないんだから」と、自分の本心に蓋をしてしまいがちです。

しかし、その違和感こそが、あなたの境界線がどこにあるかを教えてくれる大切なサインです。

まずは、「私は今、この人のこの行動に対して、不快だと感じている」と、心の中で言語化してみましょう。

自分の感情を否定せず、客観的に認識することが、次の具体的な行動へのブレない軸となります。

ステップ2:言葉と距離で境界線を示す

自分の感情を認識できたら、次はその境界線を相手に伝えます。

これには「言葉」と「物理的な距離」の両方を使います。

「察してほしい」と期待するのではなく、分かりやすく示すことが重要です。

言葉で示す

曖昧な表現は避け、柔らかく、しかし明確に自分の意思を伝えます。

「ちょっと…」ではなく、「ごめんなさい、今は集中したいので」のように、理由を添えて断ると効果的です。

物理的な距離で示す

会話中に一歩下がる、頻繁に誘われる場には参加しない、LINEの返信を少し遅らせるなどです。

物理的な距離を取ることも、あなたの意思を非言語的に伝える有効な手段です。

そのまま使える。角を立てずに断るフレーズ集

「言葉で示す」と言っても、とっさに気の利いた断り文句は出てこないものです。

ここでは、様々な場面でそのまま使える、角を立てないためのフレーズをいくつかご紹介します。

しつこい誘いを断る時

  • 「お誘いありがとうございます。でも、あいにくその日は先約があって…」
  • 「嬉しいです!でも、今は少し忙しい時期なので、また落ち着いたらこちらから連絡しますね」

プライベートな質問をかわす時

  • 「あはは、それはプライベートなので秘密です!」
  • 「〇〇さんのことは、また今度ゆっくり聞かせてください。それより、この仕事の件ですが…」

自分のペースを守りたい時

  • 「すみません、少し考えさせてください。自分のペースで進めたいタイプなので」
  • 「ありがとうございます。でも、もし助けが必要になったら、私の方からお願いするので大丈夫です」

ポイントは、感謝や肯定の言葉を最初に添えつつ、あなたの意思(「でも、~です」)を明確に伝えることです。

ステップ3:相手のペースに乗らない

グイグイ来る人は、早口でまくし立てたり、次々と話題を変えたりして、相手に考える隙を与えずに自分のペースに巻き込もうとすることがあります。

この流れに乗ってしまうと、断るタイミングを失い、気づけば相手の思い通りに事が進んでしまいます。

大切なのは、意識的に自分のペースを取り戻すことです。

あえて間を置く

相手が何か言ってもすぐに返事をせず、「えーっと…」「そうですね…」と一呼吸置きましょう。この「間」が、相手の勢いを削ぎ、冷静になる時間を与えてくれます。

話を遮って確認する

「すみません、ちょっと待ってください。今おっしゃったのは、〇〇ということですか?」と、相手の話を要約して確認することで、会話の主導権を一度自分に取り戻せます。

相手の勢いに流されず、自分のペースを崩さないという強い意志を持つことが、自分を守る防波堤になります。

アドラー心理学で心の距離を保つ

境界線を引く上で、精神的な支えとなるのがアドラー心理学の「課題の分離」という考え方です。

これは、「自分の課題」と「他者の課題」を明確に分け、他者の課題には介入しないというものです

相手がグイグイ来ること、そしてあなたが境界線を示した後に相手がどう思うか(不機嫌になる、がっかりするなど)は、すべて「相手の課題」です。

あなたがコントロールすることはできませんし、責任を負う必要もありません。

あなたの課題は、「自分の心の平穏を守るために、自分の意思を伝えること」、ただそれだけです。

この線引きができると、「相手を傷つけたらどうしよう」という罪悪感から解放され、堂々と境界線を示すことができるようになります。

境界線を示した後の相手の反応と対処法

勇気を出して境界線を示した時、相手がどう反応するかは様々です。

その反応ごとに対処法を知っておくと、より心に余裕が持てます。

素直に受け入れてくれた場合

「そっか、ごめんね」と理解を示してくれたら、それが最も健全な関係です。

「いえいえ、こちらこそはっきり言わずにすみません」と伝え、その後は普段通りに接しましょう。

不機嫌になったり、文句を言ったりする場合

これは相手があなたの境界線を尊重せず、自分の思い通りにコントロールしようとしている証拠です。

ここで罪悪感を感じて謝ってはいけません。

「そう感じられたのですね。でも、私の気持ちは変わりません」と、冷静に、しかし毅然とした態度を保ちましょう。

相手の感情は相手の課題です。

無視したり、態度がさらに硬化したりする場合

これは、相手が関係修復を望んでいない、あるいはその能力がない可能性を示します。

この場合は、無理に関係を続けようとせず、物理的にも心理的にもさらに距離を置くのが賢明です。

まとめ:グイグイ来る人が気持ち悪い?

「グイグイ来る人が気持ち悪い」という感覚は、あなたを守るための大切なサインです。

その感覚を信じ、健全な境界線を引くことで、あなたは不要なストレスから解放され、本当に心地よい人間関係だけを選択できるようになります。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • グイグイ来る人に不快感を覚えるのは正常な自己防衛本能
  • その心理背景には相手の承認欲求や不安が隠れていることが多い
  • 相手を尊重する「積極的な人」と自己中心的な「グイグイ来る人」は違う
  • ステップ1は「嫌だ」という自分の違和感をはっきりと認めること
  • ステップ2は言葉と物理的な距離で境界線を相手に示すこと
  • 角を立てずに断るには感謝とセットで意思を伝えるフレーズが有効
  • ステップ3は相手の勢いに流されず自分のペースを意識的に保つこと
  • アドラー心理学の課題の分離で相手の反応まで責任を負わない
  • 境界線を示した後の相手の反応を恐れない
  • もし相手が不機嫌になってもそれは相手の課題
  • 健全な境界線はあなたとあなたの人間関係を守るためのツール
  • あなたは誰かのペースに合わせる必要はない
  • 自分の心地よさを基準に関係を選ぶ権利がある
  • 自分を責める必要はなく堂々としていて大丈夫

もし深刻な悩みを抱えていたり、心身に不調を感じたりしている場合は、一人で抱え込まず、必ず専門のカウンセラーや公的な相談窓口(いのちの電話など)にご相談ください。

こころの耳

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この記事を書いた人

運営者:365inside編集長 tommy

「もう、会社に行くのがつらい…」
「どうして、あの人は私のことをわかってくれないんだろう…」

私自身も、これまで数え切れないほど、そんな風に感じてきました。

40年間、様々な方の仕事の悩みを見つめてきて気づいたのは、役職や年齢が違っても、みんな驚くほど同じことで悩み、傷ついている、ということでした。

このブログでは、数千人の悩みを見つめた経験と心理学の知識(こころ検定2級)をヒントに、私自身が実際に試して効果があった方法だけでなく、「これはダメだった…」という盛大な失敗談も、正直にお話ししていきます。

完璧な正解はありません。

でも、あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな「お守り」のような言葉を届けられたら、これほど嬉しいことはありません。

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