連休明けがつらいとかやる気が出ないのは当り前!乗り越えるためにできるたった一つの思考法

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連休明けがつらいとかやる気が出ないのは当り前!乗り越えるためにできるたった一つの思考法

「連休明けがつらい」

「やる気が出ない」

「仕事、行きたくない」

と感じていて、仕事行きたくないのはなぜだろう、と休み明けの気分の落ち込みの理由を探しているかもしれません。

連休明けの仕事はモチベーションもやる気でないし、時には仕事が怖い、辛いと思う、体がだるいと感じるのは、誰しも同じなんです。

早寝早起きや軽い運動、散歩、1時間位早く出社すればいい・・・いろいろなことが言われていますが、なかなか効果が出ないと感じてる方も多いです。

実は、色々やっても、やる気を出したり気持ちを切り替えるのは、かなり難しいです。

そこで、やる気を出さずに、嫌な気持ちを少しずつ上向きにする具体的な対処法を解説します。

この記事のポイント
  • 連休明けに心と体が「つらい」と感じる科学的な理由
  • 休み中にできる、休み明けの不調を和らげる予防策
  • 「作業興奮」を利用して無理なく仕事モードに入る方法
  • 気分が落ち込んだ時に心を軽くする具体的なセルフケア術

わたし自身が悩み抜いたコミュニケーションの経験を基に、心が少し軽くなるヒントを綴っています。このブログが、あなたの人間関係を考える上で、ささやかな参考になれば嬉しいです。

目次

なぜ「連休明けはつらい」のか?その原因と正体

  • 仕事行きたくないのはなぜ?
  • 休み明けに気分の落ち込みが起きる理由
  • 連休明けの仕事はモチベーションもやる気もでない
  • 仕事が怖い、辛いと感じる心理
  • 体がだるい理由
  • 気持ちの切り替えが無理なのは当然

仕事行きたくないのはなぜ?

ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始。楽しい連休の終わりが近づくにつれて、「明日から仕事か…」と気分が重くなる。

多くの社会人が経験するこの感情は、一体どこから来るのでしょうか。

その最も大きな理由は、楽しかった「非日常」と、義務や責任が伴う「日常」との間に生じる、急激なギャップです。

休暇中は、ご自分のペースで好きなことをしてリラックスできていたはずです。

ところが、仕事が始まれば、時間やルールに縛られ、ストレスのかかる状況に戻らなければなりません。

この精神的な落差が大きければ大きいほど、脳は抵抗を感じ、「行きたくない」という拒否反応を示すのです。

これは怠けているわけではなく、環境の急変に対する自然な心の動きと言えます。

休み明けに気分の落ち込みが起きる理由

休み明けの気分の落ち込みは、一般的に「ブルーマンデー症候群」や、特に5月の連休後に見られる「五月病」とも関連しています。

この気分の落ち込みには、いくつかの理由が考えられます。

気分の落ち込みを招く主な要因

  • ストレスからの解放と再直面
    連休中は、職場の人間関係や業務上のプレッシャーといったストレスから一時的に解放されます。しかし、休み明けに再びそのストレス源に直面することを考えると、脳が憂鬱な気分を引き起こします。
  • 楽しかった記憶との比較
    充実した休日を過ごした直後は、その楽しい記憶と、これから始まる退屈(あるいは大変)な仕事とを無意識に比較してしまいます。この比較によって、仕事へのネガティブな感情が増幅されるのです。
  • 身体的な疲労
    旅行やレジャーなどで活動的に過ごした場合、自分ではリフレッシュしたつもりでも、体には移動や普段と違う活動による疲れが蓄積していることがあります。この身体的な疲労が、精神的な落ち込みにつながることも少なくありません。

連休明けの仕事はモチベーションもやる気もでない

「よし、今日からまた頑張るぞ!」と頭では思おうとしても、どうしてもやる気が出ない。

これは、あなたの意志が弱いからではありません。

脳の「恒常性(ホメオスタシス)」という機能が関係しています。

恒常性とは、心身の状態を一定に保とうとする働きのことです。

連休中にリラックスした「省エネモード」に慣れてしまうと、脳はその状態を維持しようとします。

そこに、仕事という高い集中力や判断力が必要な「活動モード」への切り替えを強制されるます。

そうなると、脳が抵抗し、「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」という形でブレーキをかけてしまうのです。

これは、いわば時差ボケのような状態であり、心と体が新しいリズムに慣れるまでには時間が必要です。

仕事が怖い、辛いと感じる心理

人によっては、憂鬱を通り越して「仕事が怖い」「行くのが辛い」とさえ感じることがあります。

この強い拒否反応の裏には、仕事そのものに対する根深いストレスが隠れている可能性が高いです。

例えば、

  • 職場の人間関係に深刻な悩みを抱えている
  • 過度な業務量で、常にキャパオーバーの状態にある
  • 仕事で大きな失敗をして、自信を失っている
  • 仕事内容に全くやりがいを感じられない

といったように、もともと仕事が嫌でたまらなかったり、やりたくないと思ってる人は多いです。

その場合、連休で一時的に問題から解放された分、再びそのストレス環境に戻ることへの恐怖心や苦痛が、普段以上に強く感じられてしまうのです。

もしこの感情が非常に強い場合は、単なる休み明けの不調ではなく、働き方や職場環境そのものを見直す必要があるサインかもしれません。

体がだるい理由

「気持ちだけでなく、実際に体がだるくて起き上がれない」

この身体的な不調の主な原因は、自律神経のバランスの乱れにあります。

自律神経には、体を活動的にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」があります。

休日は副交感神経が優位になりやすいですが、仕事が始まると緊張や集中によって交感神経が活発になります。

連休中に夜更かしや不規則な食事などで生活リズムが乱れると、このスイッチの切り替えがうまくいかなくなります。

その結果、朝になっても交感神経がうまく働かず、「体がだるい」「眠い」「頭が働かない」といった症状が現れるのです。

これは、心と体がまだ休日モードから抜け出せていない証拠と言えます。

気持ちの切り替えが無理なのは当然

ここまで見てきたように、連休明けにつらいと感じるのは、心理的・身体的・神経的な要因が複雑に絡み合った、極めて自然な反応です。

「気持ちを切り替えられない自分はダメだ」と責めるのは、時差ボケで苦しんでいる人に「気合が足りない」と言うのと同じです。

大切なのは、「今は心と体がギャップに戸惑っているだけ。切り替えが難しいのは当たり前」と、自分自身の状態をありのままに受け入れてあげることです。

自分を責めるのをやめ、今の状態を認めてあげるだけで、心は少し軽くなります。

無理に気持ちを切り替えようとせず、これから紹介する方法で、ゆっくりと仕事モードに体を慣らしていきましょう。

焦る必要はありません。

周りの同僚も、意外とみんな同じような気持ちでいますよ。

「連休明けがつらい」を乗り切る逆転の発想と技術

  • 休み中にできる「つらくならない」ための予防策
  • やる気を出す方法としての具体的な対処法
  • 脳科学の「作業興奮」を利用する
  • ズーニンの法則:最初の4分が鍵
  • 「今日は手抜きでOK」と許可を出す
  • 連休明けの自分に「小さなご褒美」を用意する
  • 無理に仕事を好きになる必要はない
  • 専門家への相談も選択肢に
  • まとめ:「連休明けがつらい」自分との上手な付き合い方

休み中にできる「つらくならない」ための予防策

連休明けのつらさを和らげるためには、実は連休中の過ごし方も重要だと言われています。

「休み明けのことなんて考えたくない!」という気持ちは分かりますが、もしかしたら、少しは楽になるかもしれないので試してみてください。

予防策(おすすめの過ごし方)NGな過ごし方
連休最終日は家でゆっくり過ごし、疲労回復に充てる。連休最終日まで旅行やレジャーの予定を詰め込む。
連休の後半から、少しずつ起床時間を普段通りに戻していく。連休最終日まで夜更かしと朝寝坊を続ける。
連休前に、休み明け初日の簡単なタスクリストを作っておく。大量の仕事を未処理のまま休みに入る。
軽いウォーキングなど、適度な運動を習慣にする。暴飲暴食を続け、全く体を動かさない。

連休最終日に、心と体を休ませる方が良いという人と、忙しくしてるほうが良いという方がいます。

どちらも試してみてはどうでしょうか。

やる気を出す方法としての具体的な対処法

いざ、仕事始めの日。

どうしてもやる気が出ない時に試せる、具体的な対処法をご紹介します。

ポイントは、心に働きかけるのではなく、行動から変えていくことです。

朝日を浴びる

朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。

光を浴びることで、体内時計がリセットされ、精神を安定させる「セロトニン」の分泌が促されます。

軽い運動をする

通勤時に一駅手前で降りて歩く、エレベーターではなく階段を使うなど、少しだけ体を動かすと、脳が活性化し始めます。

簡単なタスクから始める

いきなり難しい仕事に取り組むのはやめましょう。

メールのチェックやデスクの整理など、頭を使わない単純作業から始めることで、徐々に仕事モードのエンジンがかかっていきます。

これらの対処法は、「やる気を出そう」と意気込むのではなく、「とりあえずやってみる」くらいの軽い気持ちで取り組むのが成功の秘訣です。

脳科学の「作業興奮」を利用する

「やる気が出ないから行動できない」と思いがちですが、脳科学的にはこれが逆です。

実は、「行動するから、やる気が出る」のです。

この現象を「作業興奮」と呼びます。

私たちの脳の側坐核という部分は、やる気のスイッチのような役割を担っています。

このスイッチは、じっと待っていても入りません。

何か作業を始め、手や体を動かすという刺激が与えられることで初めてスイッチが入り、意欲に関わる神経伝達物質「ドーパミン」が放出され、やる気が出るのです。

たとえば、あなたもこんな経験はないでしょうか?

机の上が散らかっていて「片付けるの面倒だな」と思っていても、ペン1本を片付け始めると「ついでにノートも直そう」「本も揃えよう」と次々に手が動いて、気づけば机がすっきりしている

ランニングも「靴を履くのが面倒」と思っていても、いざ靴を履いて外に出ると少し走る気になり、そのうち体が温まって「もう少し走ろう」と自然にやる気が出てきます

つまり、「やる気が出るのを待つ」という戦略は、科学的に見て非効率的と言えます。

やる気がない時こそ、騙されたと思って、とにかく何か簡単な作業を始めてみること。

これが、脳の仕組みを味方につける最も賢い方法なのです。

ズーニンの法則:最初の4分が鍵

「作業興奮」をうまく利用するための、さらに具体的な技術が「ズーニンの法則(初動4分の法則)」です。

これは、「やりたくないことでも、最初の4分間だけ我慢して取り組んでみると、その後は意外とスムーズに続けられる」という心理法則です。(参考:ダイアモンドオンライン

仕事始めで憂鬱な時は、「1日頑張る」と考えるから辛くなります。

そうではなく、「たった4分だけ、メールを1通書く」「たった4分だけ、資料に目を通す」と考えてみてください。

目標のハードルを極限まで下げるのです。

4分後、作業興奮によって脳のエンジンが少し温まってきたら、そのまま作業を続ければ良いですし、もしそれでもダメなら、また別の作業を4分試してみましょう。

この「最初の4分」を乗り越えることが、つらい1日を動かし始めるための最も重要な鍵となります。

「とりあえず」とか「今日は手抜きでOK」と許可を出す

ズーニンの法則にプラスして、仕事に対する意気込みも調節することです。

連休明け初日から、100%のパフォーマンスを出そうと意気込むのはやめましょう。

それは心と体に過度な負担をかけ、かえって不調を長引かせる原因になります。

大切なのは、「今日はリハビリの日」と割り切り、自分自身に「手抜きでOK」という許可を出すことです。

「とりあえず」とか、「普段の50%の力でやろう」「最低限のタスクだけ終わらせれば上出来」と、自分への期待値を意識的に下げてあげましょう。

完璧を目指さないことで、プレッシャーから解放され、心に余裕が生まれます。

その状態で、初めの4分を乗り切れば、頭と体のエンジンが掛かってきて、それほど辛くなくなるはずです。

連休明けの自分に「小さなご褒美」を用意する

つらい一日を乗り切るためには、ポジティブな動機付けも有効です。

連休明けの仕事の後に、自分への「小さなご褒美」を用意しておきましょう。

例えば、

  • 気になっていたカフェでランチをする
  • 帰りに少し高級なスイーツを買って帰る
  • 見たかった映画を観る
  • 好きな香りの入浴剤でゆっくりお風呂に入る

など、あなたが「これを励みに頑張ろう」と思えるような、ささやかな楽しみで十分です。

「つらい仕事」の先に「楽しいご褒美」が待っていると考えるだけで、脳は目の前の苦痛を乗り越えやすくなります。

通勤中や休憩中に、どんなご褒美にしようか考えるだけでも、憂鬱な気分が少し紛れるはずです。

無理に仕事を好きになる必要はない

連休明けにつらいと感じる根本原因が、仕事内容そのものへの不満にある場合、「仕事を好きにならなければ」と自分を追い込んでしまうことがあります。

しかし、無理に仕事を好きになろうとする必要はありません。

仕事は、生活のための手段と割り切る考え方もあります。

大切なのは、「好き」という感情よりも、「この仕事を通じて自分は何を得ているか」という視点です。

例えば、「このスキルが身につく」「この経験が将来役立つ」「安定した給料がもらえる」など、仕事の「メリット」に意識を向けるのです。

嫌いな仕事でも、そこに何らかのメリットを見出すことができれば、モチベーションを維持しやすくなります。

感情を無理に変えようとせず、現実的なメリットに目を向けてみましょう。

専門家への相談も選択肢に

連休明けの不調は多くの人が経験するものですが、その症状が2週間以上経っても改善しない、あるいは日常生活に深刻な支障が出ている場合は、単なる休み明けの不調ではない可能性があります。

  • 深刻な不眠や食欲不振が続く
  • これまで楽しめていた趣味などを全く楽しめない
  • 理由もなく涙が出たり、常に絶望的な気分になったりする
  • 会社に行こうとすると、激しい動悸や腹痛、めまいがする

これらの症状は、専門家にみてもらうべきサインかもしれません。

このような状態は、意志の力だけで解決するのは困難です。

一人で抱え込まず、専門家に相談することをためらわないでください。

適切なサポートを受けることは、自分を守るための賢明な判断です。(参照:厚生労働省「こころの相談窓口」

まとめ:「連休明けがつらい」自分との上手な付き合い方

連休明けのつらさは、怠けや気合の問題ではなく、誰にでも起こりうる自然な心身の反応です。

自分を責めず、その正体を理解し、適切に対処することが、この時期を乗り切る鍵となります。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 連休明けのつらさは休日と日常のギャップによる自然な反応
  • 無理に切り替えようとせず自分を責めないことが第一歩
  • 原因は生活リズムの乱れやストレスの再認識など複合的
  • 予防策として連休最終日は休息日と位置づける
  • 最初の4分だけ取り組む「ズーニンの法則」で初動のハードルを下げる
  • 初日は「50%の力でOK」と自分に手抜きを許可する
  • 仕事の後に「小さなご褒美」を用意してモチベーションを保つ
  • 無理に仕事を好きになろうとせずメリットに目を向ける
  • 深刻な不調が続く場合は五月病や適応障害の可能性も
  • つらい時は一人で抱えず専門家への相談も選択肢に入れる
  • 予防と当日の対処法を知っておけば心に余裕が生まれる
  • つらいと感じる自分を否定せず上手に付き合っていく
  • あなたの心と体を守れるのはあなた自身だけ
  • 次の連休も楽しむためにまずは今日を乗り切ろう

もし深刻な悩みを抱えていたり、心身に不調を感じたりしている場合は、一人で抱え込まず、必ず専門のカウンセラーや公的な相談窓口(いのちの電話など)にご相談ください。

こころの耳

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この記事を書いた人

運営者:365inside編集長 tommy

「もう、会社に行くのがつらい…」
「どうして、あの人は私のことをわかってくれないんだろう…」

私自身も、これまで数え切れないほど、そんな風に感じてきました。

40年間、様々な方の仕事の悩みを見つめてきて気づいたのは、役職や年齢が違っても、みんな驚くほど同じことで悩み、傷ついている、ということでした。

このブログでは、数千人の悩みを見つめた経験と心理学の知識(こころ検定2級)をヒントに、私自身が実際に試して効果があった方法だけでなく、「これはダメだった…」という盛大な失敗談も、正直にお話ししていきます。

完璧な正解はありません。

でも、あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな「お守り」のような言葉を届けられたら、これほど嬉しいことはありません。

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