上司が機嫌悪くてめんどくさい時。不機嫌な心理と心を守る対処法

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
上司が機嫌悪くてめんどくさい時。不機嫌な心理と心を守る対処法

こんにちは。365inside、編集長の「とし」です。

「上司の機嫌が悪くてめんどくさい…」そう感じて、職場で毎日ビクビクしていませんか?

上司の顔色をうかがうのに疲れたり、機嫌次第で指示が変わることにストレスを感じたりすると、仕事に行くのさえ嫌になってしまいますよね。

特に、上司が完璧主義だったり、その日の気分で態度がコロコロ変わると、「また何か地雷を踏んだかな?」と不安になるものです。

その不機嫌が「不機嫌ハラスメント」や「パワハラ」に近いと感じ始めると、メンタル的にも限界サインかもしれません。

この記事では、なぜ上司が不機嫌になるのか、その心理的な背景を探りつつ、私たちがどうやって自分の心を守ればいいのか、具体的な対処法をまとめてみました。

アドラー心理学の「課題の分離」という考え方から、無視された時の対応、やってはいけないNG行動まで、明日から試せるヒントを集めています。

転職を考える前に、できることがあるかもしれませんよ。

この記事でわかること
  • なぜ上司は不機嫌になるのか、その心理的背景
  • 上司のタイプ別(完璧主義など)の具体的な接し方
  • 自分の心を守る「課題の分離」という考え方
  • 限界を感じた時の「パワハラ」のサインと相談先
created by Rinker
¥1,760 (2025/11/04 18:45:05時点 楽天市場調べ-詳細)

わたし自身が悩み抜いたコミュニケーションの経験を基に、心が少し軽くなるヒントを綴っています。このブログが、あなたの人間関係を考える上で、ささやかな参考になれば嬉しいです。

目次

「上司の機嫌が悪い、めんどくさい」の心理

上司が不機嫌になるのには、実は上司側の理由が隠されていることが多いんですよね。

ここでは、その心理的な背景や、放置するとどうなるのかを見ていきましょう。

  • 上司が不機嫌になる3つの心理背景
  • 完璧主義な上司の特徴と対処法
  • 不機嫌ハラスメントが職場に与える影響
  • やってはいけないNG行動とは?
  • 感情的な反論が逆効果になる理由

上司が不機嫌になる3つの心理背景

上司がいつもイライラしているのを見ると、「自分が何かしたかな?」と思いがちです.

ですが、実は上司自身の内面的な問題が原因であるケースがほとんどだったりします 。

主な背景としては、以下の3つが考えられるかなと思います。

1. ストレスマネジメントができていない

管理職は、売上目標やトラブル対応など、日々さまざまなプレッシャーにさらされています 。

そのストレスを自分でうまく処理できず、部下に不機嫌という形で発散してしまっているパターンですね 。

これはもう、完全に上司側の問題です。

2. 承認欲求や自尊心(プライド)の高さ

「自分は正しい」「部下は期待通り動くべき」という思い込みが強い上司もいます 。

部下が自分の思い通りに動かないと不満が募り、それがイライラとして表に出てしまうんです 。

承認欲求が満たされないことへの苛立ちとも言えますね。

3. 個人的な問題(プライベート)

上司も一人の人間なので、家庭内のトラブルや健康問題など、プライベートなストレスを抱えていることもあります 。

それが職場での態度に出てしまうと、部下としては「とばっちり」としか言いようがなく、本当にめんどくさいですよね。

完璧主義な上司の特徴と対処法

特にやっかいなのが、完璧主義な上司です。

細かいところまで徹底的にやらないと気が済まないタイプですね。

このタイプの上司は、自分だけでなく他人にも完璧を求めてしまう傾向があります 。

部下の仕事ぶりにも厳しくなりがちで、チーム全体が疲弊してしまうことも少なくありません 。

また、業務の細部まで気にしすぎるため、どうしても作業に時間がかかりがちです 。

完璧主義な上司への対処法はこちらです。

  • 優先順位と合格基準を確認する: 仕事を始める前に、「何が一番重要で、どのレベルまでやればOKか」をすり合わせることが大事です 。メリハリをつけるイメージですね。
  • 2ステップで精度を上げる意識: まずは合格レベルを目指し、納期に余裕があれば完璧を目指す、という進め方を提案してみるのも手です 。
  • 客観的な意見をもらう: 上司自身もこだわり過ぎている可能性があるので、プロジェクトに関わっていない別の上司や同僚に「どの程度までやるべきか」客観的な意見を聞いてもらうのも有効かもしれません 。

不機嫌ハラスメントが職場に与える影響

上司が常に不機嫌な態度を取ることで、周囲に圧力をかける行為は、最近「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」と呼ばれています 。

直接的な暴言がなくても、態度や雰囲気で心理的なダメージを与える、モラルハラスメントの一種とも考えられています 。

フキハラが常態化すると、職場には深刻な悪影響が出始めます。

フキハラがもたらす組織への悪影響はこちらです。

  • 社員のモチベーション低下: 部下は「何をしても怒られるかも」と感じ、積極的な行動を避けるようになります 。努力が無駄だと感じ、無気力になってしまうことも 。
  • 職場の雰囲気悪化: 上司を刺激しないよう、社員が自衛的な行動ばかり取るようになり、建設的な意見交換が失われます 。組織全体が硬直化してしまいますね。
  • 生産性の低下と離職率の上昇: ストレスでパフォーマンスが落ちるだけでなく 、優秀な人ほど「この環境では成長できない」と見切りをつけ、辞めてしまうリスクが高まります 。

上司の機嫌一つで組織全体が停滞してしまうなんて、本当に大きな問題だと思います。

やってはいけないNG行動とは?

上司がめんどくさくても、こちらが感情的になっては状況が悪化するだけです。

イラッとしても、以下の行動は避けた方が賢明かなと思います 。

上司が嫌いでもやってはいけないNG行動

  • 自分の仕事を放棄する : 当然ですが、自分の評価を下げるだけです。
  • 周囲の人に上司の悪口を言う : 悪口が横行する職場は、さらに雰囲気が悪くなります 。回りまわって上司の耳に入り、余計に関係が悪化する可能性も。
  • 感情的になって反抗する : 感情で返すと、相手もさらに感情的になります 。冷静さを失ったら負け、くらいに思っておくのがいいかもしれません。
  • 何も伝えずに退職する : いわゆる「バックレ」ですね。これは社会人としてNGです。

カッとなっても、一呼吸置くことが大事ですね。

感情的な反論が逆効果になる理由

上で挙げたNG行動の中でも、特に「感情的になって反抗する」のは逆効果です。

なぜなら、不機嫌な上司は、そもそも自分の感情をコントロールできていない状態だからです 。

そんな相手にこちらが感情をぶつけても、火に油を注ぐだけ 。

無視されたからと大声で抗議したり、SNSで悪口を書いたりすると、職場の人間関係は修復不可能なレベルまで悪化する可能性があります 。

むしろ、相手が感情的であるほど、こちらは冷静に「プロフェッショナルな態度」を保つことが重要です 。

相手の土俵に乗らない、という意識が自分を守ることにつながります。

上司が機嫌悪くめんどくさい時の対処法

では、具体的にどうやって自分を守り、対処していけばいいんでしょうか。

ここでは、心理学的な考え方から、具体的なセルフケアまでを紹介します。

  • アドラー心理学「課題の分離」とは
  • 「書く瞑想」ジャーナリングで心を整える
  • 無視された時の記録と相談の重要性
  • パワハラ?と感じた時の限界サイン
  • 限界なら転職も選択肢の一つ
  • まとめ:上司が機嫌悪くめんどくさい時は逃げよう

アドラー心理学「課題の分離」とは

私がストレスフルな人間関係で悩んだ時に、とても助けになった考え方があります。

それが、アドラー心理学の「課題の分離」です 。

「課題の分離」は、「その選択によって、最終的に結果を引き受けるのは誰か?」という視点で、自分の課題と他人の課題をハッキリ線引きする考え方です

上司の機嫌が悪い時、私たちは「私が何かしたかな?」と考えがちですが、ここで「課題の分離」を使ってみます。

  • あなたの課題: 報連相を丁寧に行い、自分の業務に責任を持つこと 。
  • 上司の課題: 自分の感情をコントロールし、機嫌良く過ごすこと 。

上司の機嫌は、あくまで「上司の課題」であり、あなたが責任を負う必要は一切ないんです 。

私たちは「自分の課題」である業務に集中し、プロとしてそれを淡々と実行すればOK。

他人の課題に土足で踏み込み、背負い込むから苦しくなる、というわけですね 。

「書く瞑想」ジャーナリングで心を整える

「課題の分離」が大事とは言っても、やっぱりモヤモヤはしますよね。

そんな時におすすめなのが、「ジャーナリング(書く瞑想)」です 。

これは、頭の中にある思考や感情を、とにかく紙に書き出すというシンプルなセルフケア方法です 。

ジャーナリングの簡単なやり方です。

  1. 静かな空間で、姿勢を正して深呼吸します 。
  2. 「今悩んでいること」など、テーマを決めます(決めなくてもOK)。
  3. 時間を決めて(5分とか)、頭で考えず、とにかく手を動かして書き続けます 。誤字脱字や文章の構成は一切気にしません 。
  4. 時間が来たら、書いた内容を客観的に振り返ってみます 。

「あ、自分はこんなことにイライラしてたんだ」と客観的に気づくだけで、不思議と不安が和らいだり、頭の中が整理されたりします 。

ストレス軽減やネガティブな感情の浄化に効果が期待できるそうですよ 。

無視された時の記録と相談の重要性

上司の不機嫌がエスカレートして、「無視」が始まったら要注意です。

挨拶を返さない、業務連絡を意図的に伝えないといった行為は、パワハラの6類型の一つである「人間関係からの切り離し」に該当する可能性があります 。

もし「無視されているかも」と感じたら、以下の行動を取ることをお勧めします。

  1. 何をされたか記録する:   「いつ、どこで、何をされたか(挨拶を無視された、など)、それによってどう感じたか」を具体的に記録します 。これは後で相談する際の重要な証拠になります。
  2. 周囲や窓口に相談する:   信頼できる同僚や友人、家族に話し、状況を客観的に見てもらいましょう 。一人で抱え込まないことが大切です。また、会社にハラスメント相談窓口や人事担当者がいれば、記録を持って相談することも検討してください 。

まずは自分の行動(挨拶を欠かさないなど)を見直しつつ 、それでも続く場合は冷静に対処しましょう。

パワハラ?と感じた時の限界サイン

上司のせいでストレスがかかり続けると、心や体に「限界サイン」が出ることがあります。

「まだ大丈夫」と思っていても、以下のようなサインが出ていたら、かなり危険な状態かもしれません。

  • 朝、ベッドから起き上がるのが異常に辛い
  • 会社に行こうとすると、動悸や吐き気、腹痛がする
  • 仕事中に涙が出そうになる、あるいは実際に泣いてしまう
  • 以前は楽しめていた趣味が、全く楽しめなくなった
  • 休日も仕事や上司のことが頭から離れず、心が休まらない
  • 夜、なかなか寝付けない(不眠)、または食欲がない(食欲不振)
  • 簡単な仕事でミスを連発するようになった

これらの症状は、心と体が発している危険信号です 。

「気のせい」や「根性が足りない」などと軽視せず、真剣に受け止める必要があります。

参考こころの耳(厚労省)

限界なら転職も選択肢の一つ

いろいろ対策を試しても状況が改善せず、心身の限界サインが続いているなら、その環境から離れること、つまり「転職」を真剣に考えるべきタイミングかもしれません 。

上司のせいで萎縮してしまい、本来の能力を発揮できない状態が続くのは、あなたの貴重な成長の機会を奪われていることと同じです 。

そのままでは、あなたのキャリアにとって大きな損失になりかねません 。

あなたの心と体の健康が何よりも大切です 。

今の職場で消耗し続けることが、本当に自分の将来のためになるのか、一度立ち止まって考えてみることも重要かなと思います。

まとめ:上司が機嫌悪くめんどくさい時は逃げよう

「上司の機嫌が悪くてめんどくさい」と感じた時の心理と対処法について見てきました。

一番大事なのは、「上司の機嫌は、あなたのではなく上司の課題である」と割り切ること(課題の分離)ですね 。

とはいえ、日々ストレスにさらされるのは事実。ジャーナリング や深呼吸 、十分な睡眠 など、意識的にセルフケアを取り入れて、自分の心を守ってあげてください。

そして、どうしても無理なら、その場から「逃げる(転職する)」のも、自分を守るための立派な戦略です。

もしストレスが深刻で、心身の不調が続くようであれば、我慢せずにカウンセラーなどの専門家に相談することも検討してくださいね 。

この記事のまとめです。

  • 上司の不機嫌の多くは本人の内面やストレス管理の問題
  • ストレスマネジメントができずに部下へ感情をぶつけている場合が多い
  • 承認欲求やプライドが強く、思い通りにいかないと苛立つ上司もいる
  • プライベートな問題が職場での態度に影響しているケースもある
  • 完璧主義な上司は他人にも完璧を求め、職場全体を疲弊させやすい
  • 完璧主義の上司には仕事の優先順位と合格基準を明確に確認することが有効
  • 上司の不機嫌が常態化すると「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」となる恐れがある
  • フキハラは職場のモチベーションや生産性を著しく下げる要因となる
  • 感情的に反抗したり悪口を言ったりするのは逆効果で状況を悪化させる
  • 「課題の分離」により上司の機嫌は上司の課題であり自分の責任ではないと考える
  • 自分の感情を整理するために「ジャーナリング(書く瞑想)」が有効である
  • 上司から無視された場合は、日時と内容を記録し相談窓口へ報告することが重要
  • ストレスが続くと動悸や不眠などの「限界サイン」が現れるため注意が必要
  • 状況が改善しない場合は転職を検討することも現実的な選択肢
  • 最終的には「逃げること」も自分を守るための正しい判断

本記事は情報提供のみを目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。もし深刻な悩みを抱えていたり、心身に不調を感じたりしている場合は、一人で抱え込まず、必ず専門のカウンセラーや公的な相談窓口(いのちの電話など)にご相談ください。

こころの耳

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

運営者:365inside編集長 tosizee

「もう、会社に行くのがつらい…」
「どうして、あの人は私のことをわかってくれないんだろう…」

私自身も、これまで数え切れないほど、そんな風に感じてきました。

40年間、様々な方の仕事の悩みを見つめてきて気づいたのは、役職や年齢が違っても、みんな驚くほど同じことで悩み、傷ついている、ということでした。

このブログでは、数千人の悩みを見つめた経験と心理学の知識(こころ検定2級)をヒントに、私自身が実際に試して効果があった方法だけでなく、「これはダメだった…」という盛大な失敗談も、正直にお話ししていきます。

完璧な正解はありません。

でも、あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな「お守り」のような言葉を届けられたら、これほど嬉しいことはありません。

目次